12月25日

目覚めは良いがじわじわとつらくなる。思考より先に涙が出る。何ひとつ変わっていない朝である。朝風呂に入って昨日のバームクーヘンの残りを食べると少し落ち着いてくる。Wi-Fiが無いからやれることが少ない。冬だからと夏目漱石の「こころ」を読みたくなって探すも、どの段ボールにも入っていない。まだ持ってきてなかったか?詰めたと思うんだけど。不安。かわりに手に取った「ヘルタースケルター」を読む。理想の生き方と理想の死に方。昨日買って食べなかった蕎麦を昼ごはんとして、美容院に行く準備。13時半に到着して終わったのは18時半だけど慣れたものである。こねこを拾った話。まだ性別がわからないんですと言うと、本当に子供と同じじゃないですか!と。引っ越しがんばってくださいと応援されながら別れる。送られてきたシピの写真を見るといてもたってもいられず結局実家に帰ることにして、せっかくなので百貨店の地下に向かってみる。人は多いけど許容範囲であるし、ショーケースにはクリスマスらしいケーキがまだまだ所狭しと並べられていた。その中でも一番クリスマスらしいデザインをしていたモロゾフのホールのショートケーキを買う。母は私が唯一帰ることのできる場所である。シピは私の子供である。