12月24日

在宅日。起きてすぐ鬱に襲われて泣く。荷造りをしようと思っていたのにとてもそんなことができる精神状態ではない。仕事をしなければいけないからなんとかパソコンを開いて終わらせる。ベッドに戻って泣きながら寝て起きてを繰り返す。何もできないまま外がどんどん暗くなっていく。暗くなると落ち着いてくる。18時に新居に向かう準備をする。不安に思っていたよりも都会はいつも通りだった。クリスマスイブであることを忘れてしまうほど普通だった。乗り換えの時間で百貨店に飛び込んで目についたバームクーヘンを買う。泣き腫らした顔で、寝起きで、ボロボロの服で、大荷物の自分。新居はとにかく寒い。わかったようなわからないような、変わったような変わらないような毎日だ。耐えるしかないのだ。時間が過ぎるのを待つことしかできない。耐えきれなくなるのが先かもしれない。全部ぶちまけてしまえればいいのに。血肉内臓をぶちまけて今この瞬間死にたいのに。美しくあることを随分昔に諦めてしまったのかもしれない。