7月19日

睡眠環境を整えてもやっぱり夜中に目が覚めるし眠りが浅い。朝。ぬるい。はっきりしない天気。幸せと不幸の間をのろのろ歩くことに慣れつつある。

映画に向かう。散歩がてら久しぶりに歩くことにした。映画館に行く前に図書館の返却ポストに寄って本を返す。「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。劇団四季のサントラを聴いて気になったので読んでみた。児童文学だと思っていたけど普通に大人向けなんだろうか。人生のどうしようもなさが結構ちゃんと描かれていたのでびっくりしつつ読んだ。

映画館の入っているモールの開店10分前に到着してしまって、入口でしばらく待つ。平日の朝一でも人が多い。「君たちはどう生きるか」を観ようと数日前から決めていた。私はジブリへの苦手意識が強くて、というのも小学校低学年の頃に何もわからず父に連れていかれた千と千尋の、両親が豚になるシーンで大パニックになり、その後6年ほど映画館に近寄れなくなった過去がある。その映画館のホールの天井はプラネタリウムのデザインになっていて、星座となったゴジラが頭上で光っていた。ビビリの私はそれすら恐ろしかった。映画観るの好きですよ、と言えるアラサーになった今、千と千尋以来の劇場で観るジブリ作品である。緊張しながら鑑賞したけど、おもしろかった。ジブリってオタクの大人が観るからおもしろいんだと思う。

昼過ぎに帰ってきてごはんを食べて、ソファで昼寝を繰り返して今だけど、文章を書く頭がまわらないくらい眠い。これで今晩ぐっすり眠れたら明日も映画を観ようかな。