12月8日

昨日はこの冬はじめてタイマーで暖房をセットして眠った。でも寒い。布団から出たくない。ギリギリの時間まで粘って起床。電車で本を読んで、耐え切れず少し眠る。

後輩がコロナになってしまったのでちょっとだけ仕事が多い。普段が暇すぎるから丁度良いくらい。適当にこなして途中から賃貸申込書の記入。ついでに新居に検討しているタイルカーペットのサンプルも請求する。あの部屋にはカーテンよりブラインドをつけたい。照明もついてなかった気がするから探さないと。電球だけをぷらんと下げるのに憧れがある。猫は小さい子を拾いたい欲が出てきてしまっている。神様どうか、お許しいただけるなら私の子供を、子猫の姿で遣わしてください。毎日静かにお祈りしている。家が決まったら美容院に行こうと決めていたので担当に連絡。本屋に寄って女の園の星の3巻を手に入れて、頑張ったご褒美だと百貨店の地下でお弁当を買って帰宅。今年最後の満月はちょっとだけぼけていて綺麗。不動産屋から今後の流れの連絡が来て、やることの多さと日にちの無さに眩暈がして、とりあえず明日の自分に託すことにした。久しぶりにハイボールを飲む。勝ち逃げ人生。本当の本当に不幸になれれば、と昔から幾度となく思ったものだ。頭が悪かったり、体力が無かったり、容姿に恵まれなかったり、出自に恵まれなかったりすれば、きっと愛する人から愛され同情され可愛がられ、結果幸せになれるものを、1人でこの世と戦って中途半端に勝ててしまうから、私は本当に欲しいものも本当の幸せも本当の望みも手に入れられない。誰にも伝わらないこの悲しみよ。己を化け物のように思う。アイドルはもっと孤独なんだろうか。あの人たちにはメンバーがいることを、半分がいることを、ずっとずっと羨ましく見上げている。化け物に生まれてしまったのなら誰も追いつけないほどに走り切って、善の存在にならなければと思う。私を貶める人間すら心から愛してしまえる人間に。