12月2日

出勤。ぼんやりつらい。自分の不安定に周りの人を道連れにしている。家の内見を申し込めていないと母に連絡するとドン引きした返事。決めないといけないのに考え出すと動けなくなる。時間もないので目星をつけている部屋を不動産屋に送る。両親ともに内見の付き添いを断られて一応知り合いに同行を頼むも、なんか、どうなんだろう。自分の住む部屋くらい1人で決めろよ、とか、とにかく人に頼るのをやめないといけないのに、とか、色々と考えなくてもいいことまで考えて想像して悲観してこの上なく苦しくなる。直前まで様子を見て、1人で行けそうであればその方が良さそう。

保護猫の情報を集め始めた。再度調べてもやっぱり単身者には厳しい部分が多くて、実際に動く前から不安が募る。自分は世間からすれば欠けた人間にしか映らないんだろうな、実際そうだな、と考え始めると猫を飼う自信も無くなるので、あまり考えない。猫を紹介する文章を読んで、こういった境遇を経た生き物と暮らせたら自分も救われるのではないか、などと思ってしまう。神様が許してくれれば、もう出産どころか他人と共同生活を送ることも叶わないであろう私に、私の人生と生活の全てを掛けても良い存在を遣わせてくれるんじゃないか。孤独に生きていく覚悟がどうしてもできない。一緒に生きる存在がいてくれればいいのにと考える。苦労しながらでも、互いが互いを必要とする関係を築けたらどんなに幸せだろうと想像する。綺麗事ばかり、求めてばかりだと思いながら、でもひとつひとつやるしかない。幸運なことに自由である。猫に全てを注ぐだけの状況が整っている。別にペット可の物件を諦めなくて良いはずだ。年内に引っ越しを終えて、さっさと家を整えよう。