12月5日

昨日眠る間際、卒業旅行を共にした大学時代の友達3人で構成されるグループLINEに、どっかで合流できるかな?とメッセージが届いていた。今朝出勤の間で意味を考えて、それでも意味をはかりかねて結局問うと、要するに遊ぼうよと。野暮なことを聞いてしまった。今週末はもともと私の結婚式を予定していた土日である。神戸も行きたい、でも岐阜の展示も見たい、私は三島に行きたいなどと言い出して、じゃあ休みも取って全部巡るか、と悩むことなくすぐに決まっていく行動力に安心する。やりたいことはやりたいときに、言い訳せずにやらなきゃいけない。時間やお金や体力は後からついてくる。毎日が自由を勝ち取る練習なのだ。

雨が降って止んで、とても寒い中で帰宅。どうしてもミュージカル映画が観たくなったので、「レ・ミゼラブル」をアマプラでレンタルする。これも古典なので観ないとと思いつつ、話が重そうだし、公開当時に変な流行り方をしていた覚えがあるしでなんとなく敬遠していたのだ。結局「夢やぶれて」で泣く。こんな序盤の曲なんだ。愛と未来を無責任に傲慢に、代償が必要とも知らず夢見ていた若い自分。私が夢見た人生はこんな地獄じゃなかったと歌われて、今泣くなという方が無理がある。始終悲しいけれど最後は次の世代に引き継がれて終わる、それが希望ということすらちょっと、今の自分にはきつい。でも戦って苦しんで死んでいった先人のことを思うと確かに励まされるのだ。日付を超えてズルズル泣きながら寝た。あと10年前の映画なのにエディくんが今とほぼ見た目が変わってないことにびっくりした。