11月22日、23日

11月22日

12時に梅田。友達と落ち合って百貨店へ。ずっと欲しかったハサミポーセリンのマグを買う。昼に食べるお寿司と夜のお惣菜、モンブランを買って帰宅。一応在宅日なので仕事をしつつ、家探しの相談。アクリルキーホルダーの入稿。他のグッズの注文。晩ご飯。いない人間の話をする。前世の話。愛すべき人たちと、どうしてか地獄に向かっている。楽しいことをしているはずなのに破滅を直感している。全てを捨てても優先してしまう存在。逃げるべきであることを理解している。3等分にしてひとつになって生きていきたい。別個の存在として生まれてくることでやるせなさを分かち合おうとしたんだろうか。成し遂げられなかったことを今世で遂げようとしている。前世に引っ張られて最後には死んでしまうドラマを見た話。得ることができないなら、そばにいられないなら、いつか傷付くことになるならその前に自分から離れようとして、それを引き止めてしまうトライアングル。失うくらいなら自分がどれほど消耗しようが、他の何を無くそうが、破滅しようが、地獄に行こうが構わない。1時過ぎにそろそろ寝ようかと消灯。来世では出会わないようにしようねと誓って、年齢を離して生まれてきたんだろうに。

 

11月23日

二日酔い。気合いで治す。家探し再び。友達は少しだけ仕事。不動産屋に連絡する。昨日注文したグッズの入稿の残り。11時半に近所の有名なカレー屋へ行ってテイクアウト。入稿。不動産。いない人間に電話。18時頃に友達は帰っていった。部屋を探して、疲れたので1時間ほど眠る。過呼吸になって起きる。30時間ぶりの孤独に耐えきれない。底抜けの寂しさを埋めることができてしまう存在と一緒に時間を過ごして、そのスペースがぽっかり空くとどうしようもなく不安になる。依存だと思う。誰か一緒にいてほしい。トライアングルに勝てる人間がいない。怖い。猫を飼いたい。この際どんなしょうもない存在でも良い、私たちに勝てなくて良い、誰でもいいから24時間365日私のそばにいて助けてほしい。得ることができない前世の呪いの代替品として。