1月17日

在宅日なので7時に起きてゴミ出しをして、シピを撒きつつ寝室に戻って再度浅く眠る。どうにも先週から頭がぼーっとしていてうまく行動できないし、考えていることも同じ場所をぐるぐる回ってただ悩んでいるだけで一向に前進しない。日記すら書けない、書き残すようなことを全くしていない、といった数日間であった。やっぱり起き上がれずTwitterを眺めていると、以下の記事が流れてきて一気に目が覚める。

 

mdpr.jp

 

中村麗乃さんである。れのちは2021年、私の好きなアイドルが主演したミュージカルに出演していた子で、そのあまりのかわいらしさと麗しさにすっかり魅了されてしまったのだった。といっても生写真を数枚買ったり、インスタをフォローしたり、流れてくる画像を見てかわいい〜と言う程度なのでおたくには程遠い。れ、れのちが…SHOCKのヒロイン…?いわゆるジャニオタに分類される私だが自担以外に興味がないため、ジャニオタ必修的存在であるこのEndless SHOCKは実は未見である。でもれのちがヒロイン…?観たい…だって記事の写真が全部かわいくて美しい…同じ人間とは思えない…本当はお花でしょ…?テンションがおかしくなる。何が言いたいかというと、私はれのちを見たことでめちゃくちゃ元気になった。悩んでいたことが全部頭の外に押し出されていく。悩みが戻ってきそうになってもれのち、かわいいな…かわいかったな…がすぐに脳の全てを占める。アイドルはすごい、本当に。

れのちかわいい…と思いながら洗濯をして仕事をして、自動給餌器の設定をする。昼食。仮眠。仕事。退勤ボタンを押してネイルに向かう。したい色をしたくなって、自担の色を、私の好きな男が持った色を見ていたくて、絶対似合わないような鮮やかな水色を選んだら意外とかわいい。目の前のテレビにはかのきれが流れている。隣の学生らしき女の子が25で結婚して28で子供を産みたい、みたいな話をしていていいな〜と思う。インスタでフォローしてる人のストーリーにかっこいい人が写ってていいなと思った、のを好きな人に伝えたら引かれた、とか。いいな〜。そういうノリで生きていけたら楽なんだよな絶対。全てのことに意味と理想を求めすぎるから自分の首を絞めている。でもなんか今日は、いけるんじゃないのか?と思っている。理想まで。運命と共に生きながら心を失わず、20年以上をかけて責任を全うし自由を勝ち取った私の自担。ローソンに貼られたポスターを見て電撃が走ったあの日を思い出し、それは私が何も知らず無垢であったから、そして彼がアイドルであったから、その偶然を大切に噛みしめる。太陽や月にだって行ける星とも競争できる。